家族性乳がん家系 あとから橋本病がついてきた しっかり生きよう優璃の徒然ブログ

2011年6月乳がん告知、2012年3月初期治療(抗がん剤・手術・放射線治療)が終了。家族性乳がん家系で、サブタイプはトリプルネガティブ。現在経過観察中。卵巣がんの腫瘍マーカーが上がってきているけど落ち込むのは3日。日々楽しく生きることを念頭にいろいろな出来事などを書いています。家族全員ががんに罹患。

家族の絆

21 日の夜に、渋谷であった友人に 「(妹の看病を) 本当に誇りにしていいよ。家族だけなんてすごいことなんだよ」 と言われ正直 「えっ!?」 と思いました。
それは 「当然のこと。当たり前のこと」 と思っていたからでした。
夏場、母と私は過労から一時付き添いをはずれ、父がかかわっているボランティア団体の方に協力していただきました。
「家政婦さんをお願いしよう」 という話もでました。でも丸っきりの他人は妹にかわいそうだと、必ず家族にかかわりのある人にお願いをして付き添ってもらっていました。
それを誇りにしていい。
残念ながらお年寄りなど、病院から見放され在宅を余儀なくされた方など、家族が 「いつ逝くの」「遺産相続はどうなってるの?」 など家の中で露骨に話をするといいます。友人は介護福祉士としてさまざまな家に赴きます。
中には 90 を過ぎた方から 「生きていることに飽きました」 と言われて、「だったらその命 (妹に) ください」 と思ったこともあったといいます。
身体障害者施設では、家族を預け 「連絡はしないでください。死んだらそちらで(葬式)やってください」 と言われることが多いと聞きます。
若い人とお年寄りの違い、健常者と障害者の違いこそあれ、同じ人間です。「人間の尊厳」 と言うものを友人を通して、あらためて思い知らされました。