家族性乳がん家系 あとから橋本病がついてきた しっかり生きよう優璃の徒然ブログ

2011年6月乳がん告知、2012年3月初期治療(抗がん剤・手術・放射線治療)が終了。家族性乳がん家系で、サブタイプはトリプルネガティブ。現在経過観察中。卵巣がんの腫瘍マーカーが上がってきているけど落ち込むのは3日。日々楽しく生きることを念頭にいろいろな出来事などを書いています。家族全員ががんに罹患。

位牌

業者に依頼した分け位牌が出来上がりました。そして今日、飯能にあるお寺さんまで父と母と 3 人で出向き、お経を上げていただき魂入れをしていただきました。
かわいいかわいい手のひらより少し大きいぐらいの位牌。妹らしい位牌です。
住職様は 「分け位牌なんて言わなくてもいいんです。位牌でいいんです」
「嫁がせても娘は娘。直系なんですから」
苗字が違う、家が違うと写真など仏壇に置いてはいけないのではないか。日本は「何々家」と言うものを重んじる民族です。
でも「何々家の孫、誰それの子供」 であったことには違いなく、そこには血縁と言う切っても切れない関係がある。
話を聞いてなんだかとても安心しました。嫁ぎ先でのはじめての仏様である妹は、誰も嫁ぎ先の人が亡くなってはいないのだから。
本当にこれで祖父母の元へ逝ったんだ。よかったんだと思いました。
それでも住職様のお話を聞くと自然に涙は出てくるもので、仏が望んでいることが何なのか。そのためにこの世に生きているものはどうすればいいのか 「心定めましょう。心決めましょう」 と言う言葉はあとからあとから実感として沸いてくるものです。
血は水より濃い。住職様は「私はあの時、嫁ぎ先の方の後ろで控えめにしていた 3 人の姿しか写りませんでした」 と言ってくださいました。