家族性乳がん家系 あとから橋本病がついてきた しっかり生きよう優璃の徒然ブログ

2011年6月乳がん告知、2012年3月初期治療(抗がん剤・手術・放射線治療)が終了。家族性乳がん家系で、サブタイプはトリプルネガティブ。現在経過観察中。卵巣がんの腫瘍マーカーが上がってきているけど落ち込むのは3日。日々楽しく生きることを念頭にいろいろな出来事などを書いています。家族全員ががんに罹患。

真の仏様へ

通夜、葬儀・告別式にお世話になった住職様に七七日忌 (四十九日法要) もお世話になりました。
快晴の風のない穏やかな天気。本当に旅立ちに良い日となりました。

納骨

告別式の日、火葬場で骨となった妹を見ても実感がわきませんでした。
今日、改めて骨壷の骨を見て 「妹なんだ...」 と自分の中で認識したとき、こみ上げてくるものを抑えることができず、骨壷にメガネ、水晶を入れてお墓に納めたとき声をあげて泣いてしまいました。
座り込んだまましばらくその場から立ち上がることができず妹に 「本当に守ってあげられなくてごめんね」 と言う想いでいっぱいになりました。

法要

お墓の前で営まれた法要。寒さを感じずただ住職様の説経を拝聴。
「まだ深い悲しみはあるでしょう。皆様の心が晴れたときに真の忌明けとなるのです。仏様は皆様のことを見守ってくれています。安心していただけるように強い心を持って過ごしてまいりましょう」

お焼香

「ごめんね。泣いちゃいけないね。笑顔で送り出さないとね」 と心で話しかけました。

除幕

墓石には白い布が巻かれていました。その前に妹の遺影が飾られていました。
妹の夫と義母の手でその布が取られたとき、妹の名から「希」を取った1文字が墓石に彫られていました。
「好きな字を入れることができます」 業者に言われ、迷わず 「平安なる希望の子」 から「希」の字を選んだとあとで説明してくれた妹の夫。
「必ず気に入ってもらえると思います」 と話していた妹の夫。
墓石は薄いピンクの大理石。ピンクは妹が大好きだった色。東を向き、春には背景にある桜の木が満開になり、初夏には緑いっぱいになるとのこと。
これは 「●●家の墓」 ではなく、妹のためのお墓なんだ。本当に妹のためだけに作られたお墓なんだと思いました。
妹の夫は本当に妹に尽くしたと思います。不安な表情や言動や態度を取ることもありましたが、最後の最後本当に誠意を見せてくれたと、正直今日初めて感謝の気持ちが出ました。
「よくこの字を選んでくれた」 と父も感謝しました。